奨学金 返せない

奨学金が返せない。延滞金でさらに苦しくなりそう、どうすればいい?

奨学金返せないと延滞金でさらに苦しむことに

奨学金返済
奨学金が返せないというと、年配の方からは「いまの若いものは…」という声が聞こえてきそうですが、昔の奨学金と今の奨学金では性質が全く異なります。

 

奨学金といえば苦学生を救う目的で、無利子または非常に低利で貸し付けて、将来社会人となって返す、一種の援助的な要素が大きくありました。
しかし、時代は変わり、利子を付けた奨学金と貸付限度額の拡大によって、奨学金は金融ビジネスに等しくなろうとしています。

 

利率は最大でも3%と低いですが、借り入れの金額が大きいために、長期返済では利息分が非常に大きな負担となります。
注目すべきは延滞時に発生する延滞金で、年率10%となっており貸金業者からの借金における通常の利率より少し低い程度です。

 

つまり、「延滞し始めたら貸金業者と何ほども変わらない」のが、現代における奨学金の実態なのです。

 

多くの奨学金申し込み者がいる日本学生支援機構では、無利子の奨学金も用意されてはいますが、その適用枠は少なく需要に追いついてはいません。
大学の学費が高くなって、利子があっても多額の奨学金を申し込む人が非常に多くいます。

 

実質、カード破産と同じ!返済できないと金融ブラックになる

奨学金が支払えない場合、本来の援助的な性質があるために、一般の貸金業者からの借金よりは少し滞納に対して甘い部分があります。
それでも滞納が続くと、事実上カードローンやキャッシングでの借金と全く同じ処遇を受けるようになっています。

 

その結果、個人信用情報機関に対して事故情報(滞納や破産による免責などの記録)として登録されます。個人としての社会的信用は著しく失われ、ローンや借金ができなくなる、クレジットカードが新規に作れなくなるといった代償が待っています。

 

個人信用情報は一定の期間で削除されますが、その間は借り入れができない、いわゆるブラックリスト入りと呼ばれる状態が続きます。
奨学金も確かに借金ではありますが、学生という支払い能力が無く学業に勤しむことを目的としている立場の人でも、社会人になってから借金をして滞納した場合と同じように扱われてしまうのです。

 

これでは、せっかく奨学金の利用で大学を出て高学歴を取得し、社会に羽ばたいていく若い力の育成に対して障害となるという批判が相次ぎ、将来は見直される可能性はあります。
ただし、既に貸し付けている部分について見直されるという可能性は極めて低いと思われます。

 

また、支払いが困難なら一定期間の減額や返済期間の猶予といった制度もあります。
それでも支払い総額が減る訳でもなく、利息が免除されるものでもありません。

 

金融機関から借りてでも返済したほうがマシ?

ここで少し冷静に利息というものについて考えてみましょう。
利息というのは返済残額に掛かるので、残額が多いほど利息も大きくなります。
逆に考えると残額が小さければ少しくらい高い利率でも利息負担は小さいという理屈が成り立ちます。

 

考え方次第ですが、滞納すると利息が跳ね上がる奨学金を何ヶ月も支払えずブラックリスト入りを待つくらいなら、不安の種は小さな金額を別に用意して取り除いた方が、精神衛生上も良いのは誰でも思うところです。

 


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